東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

鼎左秘録 - 翻刻

鼎左秘録 - ページ 34

ページ: 34

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【右丁】  竹(たけ)の筒(つゝ)に仕(し)こみ木(き)にて蓋(ふた)をし気(き)のぬけざるやうに貯(たくはふ)べし    ○手製(しゆせい)胡麻油(ごまあぶら)の法  胡麻(こま)一/味(み)をすり鉢(はち)にて極(ごく)こまかになるまて能(よく)すり布(ぬの)の切(きれ)  につゝみ鍋(なべ)に水を沢山(たくさん)に入れすり鉢(はち)をもよくあらひて其水も  入れつよき火(ひ)にて煮立(にたつ)るときは油の湯(ゆ)の上(うへ)へ浮上(うきあが)るなり  其うきたる油をせんぐり〳〵金杓子(かなしやくし)にてすくひとりさつはり  油のなきまで取/尽(つく)しさて鍋(なへ)の水を取(とり)すて救(すく)ひたる油  はかりを煮詰(につめ)る也/水気(すいき)は自然(しぜん)といりつきて油(あふら)ばかりになる  なりこれを手製(しゆせい)ごまのあぶらといふ也    ○松茸(まつたけ)の貯(たくは)へる法  松茸の随分(ずいぶん)新(あた)らしき中(ちう)びらきなるを石突(いしづき)をよく去(さ)り  厚紙(あつがみ)を袋(ふくろ)にして其中へ入れ煙(けふり)の入らざるうやうに口をよく封(ふう)じ  常に煙(けふり)のなき所につり置(おき)入用の節(とき)取出(とりつだ)し米泔水(しろみづ)に浸(ひた)し つかふ其/匂(にほひ)失(しつ)せず生のことし    ○柿(かき)をたくはふの法  随分/新(あた)らしき柿(かき)を生(き)しぶにつけ置は一日に一つも損(そん)ずる事  なく同気(どうき)相もとむるの理(り)なるべし物類(もつるい)の感通(かんつう)すること妙といふへし    ○からみ大根(だいこ)なき時の法