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土地より生する五穀を乳味として群生を
養育せる仁慈敦厚の霊徳広大なるを
社稷の神と申也《割書:云| 々》取 意(要) 又云社といふ字
示土とかけり土地より万物を生する躰无量
にして名つけかたし中におきて五穀の諸霊を
とり稷字万理を楠して国土の主たる霊神なれは
宗廟と云になすらへ對して社稷の神と申也《割書:云| 々》私記云
国王中土に位し坐て黄色 ̄ノ御衣を着し給ふ也有口伝《割書:云| 々》
大江(〽[朱] )匡房卿記云賀茂神は日本国地主の神たりと《割書:云| 々》
略之 又或(〽[朱] )記云神山加毛山同訓にして口
伝あり往昔(ソノカミ)此御神降臨まします所岩根あり
是を降臨石といふ乃 ̄シ謂 ̄ル其神山 ̄ノ御生所《割書:云| 々》
又云(〽[朱] )加毛の神日向の襲の峯に天降りまし〳〵
漸山背の岡田にうつり給ひ石川狭見の小川
を見廻し其清流をめてまして御手を洗はせ
給ふ故に御手洗川と号すといへり又天岩船を
漕よせ神の現形(ゲギヤウ)まし〳〵ける其所を御生所と
云其生所のわたりをみあれ野とも神代の浦
ともいひ船着の入江ともいへり
やまとかも海にあらしの西吹はいつれの浦に