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御社よりとてちはやきたる女の文を持てまへ《見せ消ち:ゝ|に》来
りけるをあけて見侍りけれはかく書て侍り
ゆふたすき【木綿襷】かゝる袂はわつらはしゆたけにとけて
あらんとをしれこの後やかて大弐に成て侍りけるとなん
たの(〽[朱] )もしなちかひたかへてもろ人の待ためしにはなれをひかせん
此哥はある人賀茂大明神より哥を給ける
と夢に見ておとろきてけれは白きう
すやうにかゝせ給ひてをかれたる御哥と申つたへける
又神(〽[朱] )縁に思よせたる詠哥とも多し
ち(続拾遺)はやふる別雷の神しあれはおさまりにける天の下哉
《割書:後京極摂政》
神山(夫木[朱])の高根にかゝる白雲や分し名残の空のかよひ路
《割書:参議雅経》
天岩船を思よせし哥
神山に天の岩船漕よせてつなきとめしも我君のため
《割書:三位賀茂氏久》
御生所の舟つきと云を神主遠久かよめる
久堅の天の岩舟こきよせし神代の浦や今のみあれ野
是は風雅集に入らる