← 前のページ
ページ 16 / 174
次のページ →
翻刻
神宝列立の次第にいたるまて必御叡覧ありて
参向あるおもき儀申もさらなる御事也 《振り仮名:祭 ̄ノ|〽[朱]》日は卯
月中酉也然に和銅の帝の詔ありしより山城 ̄ノ国
司よろつ祭 ̄ノ具不足 ̄スル哉を検校してかりにも軽怠
ある事なし祭以前僧尼重軽服人不可参
内《割書:云| 々》 未の(〽[朱] )日或は申日に諸衛府に警固の義を
仰られて陣を固て必警固の事ありたとひ依
_レ有_二觸穢_一祭は停止ありとても猶警固あり是は
国祭あるのゆへ也《割書:云| 々》 国祭(〽朱] )は中申日也此日関白
賀茂詣事あり幣帛神宝のから樻雲客等
前駈(セング)につらなり卿相 扈従(コシヤウ)あり其外舞人 陪従(〃 〃 )
官人おほく供奉しつらなりて参らせ給ふもとより
當祭には葵桂を冠にかけ給ふ往昔(ソノカミ)神詫の霊
現なる御告ありし御ゆへ也と《割書:云| 々》殿下も是をかさし
給ふて乗車にて御参詣也 御(ミ)琴-持菅-笠《振り仮名:深-沓|フカグツ》を
めし具せらる例也社頭にて御奉幣あり葵桂を
祢宜持参りて捧れは拝しかさし給ふ東 ̄ニ-遊求
子するか舞なと舞人奏て社つかさ神酒をま
いらす三献の御かはらけめくる天禄年中謙徳公
まいらせ給ふ是や始なるかく執柄の詣給ふは国の