賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

女-別-当 ̄ノ車宣旨の車女房の車《割書:童女是|にあり》馬寮の 車相つらなれり斎王は先下の社より詣給ふ暫社 頭の小舎に留りまし〳〵て御衣裳を清 ̄キ服に着あ らためられて後腰輿にめして御社に入おはします 是より輿(御コシノ)長御こしを舁奉る凡賀茂両社の式に 神の御告ありしより社に詣事も奉る幣物なとも 下社を先にせらるゝ例也伊勢の外宮より先にせら るゝかことしと《割書:云| 々》さて社より十許丈こなたにて 下輿まし〳〵歩行あり此道の程両面をしく社 前左の殿に座給ふ其御作法はもらしつ事畢て 社外に出まし〳〵て牛車に駕し給ひ上の御神に まいらせ給ふ先幄の内に入せ給ひ暫ありて社前 の右なる殿に入おはしまし座し給ふて御拝祭儀 祝詞事おはれはまかてさせ給ふ山城の介東宮の 御使中宮使馬寮の使近衛使内蔵使各例の まゝに御幣物なと捧たてまつらしめ毎度大かたは 及夜のよし社記分明也御車にも葵をかけつらね 使の雲客諸司まても然也《割書:云| 々》凡此祭の内侍を 出し立給ふは中納言の息女を立しめらるゝ例にて此 賞に依て除目なとにも年給を恒例にまし給ふ