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事也《割書:云| 々》此祭の出立前日朝廷にして天子出御なり
て使なとめして饗膳 献(コン)酒の義式ありて舞人
舞楽を奏し奉る御-試の舞楽也とそ申侍る還
立とて祭使御所にかへり参りても音楽なと儀式
見(ミ)物なりけれは永久四年四月廿三日の還立の儀式
御見物とて太上皇右大臣以下《振り仮名:前駈ありて|召具せられて[朱]》【「前駈ありて」の左に朱の・】内へ御
幸なりけり連年の事也と《割書:云| 々》
抑又(〽[朱] )当社臨時祭と申は人王五十九代宇多天皇
寛平元年十一月下酉日始てまつり奉る関白
昭宣公の嫡男本院のおとゝ其時は近衛中将なりし
を勅使に差参せられ此時藤原敏行朝臣に仰
られて和哥を奉らしめらる
ちはやふる賀茂の社の姫小松よろつ代ふとも
色はかはらしと詠して奉れり此祭儀式官幣神
宝神馬舞人以下四月の祭のことくにて御代々恒
年として奉らせ給ふける其次第等諸家の旧記
歴然に有之御事なれはくはしく注進にあたはす
但寛平の帝の始奉られし御事は此天皇は
いまたたゝ人にて王侍従と申せし冬の比賀茂
河原に狩し給ひける時俄に天-霧立-満て四