賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 23

ページ: 23

翻刻

つされ勝負の楽を奏し神宝なとも以前に 渡る也乗尻は近衛司の左右にあらそふ事身 をすてゝ勝負をきそひいとみしとそ見えし くらへ馬の哥に  とねり子かちかふる馬のあしからに   こゝろくらへの見えもするかな 又競(〽[朱] )馬右方のかちたるには狛(コマ)の乱 声(〃 )を奏す るといへりかやうの式は競馬記にくはししるすに あたはさる義也定家卿近衛の将なりし時 乗給ふとて社に定家鞭とて今に伝へたりかの卿の 哥に  埒のうちにくらふる駒のかちまけはのれるおのこ の鞭のうちからと読給へるはしらすこと時にてや侍る 此競(〽[朱] )馬料も寿永元暦の比社納なくなりて候 つるを鎌倉 ̄ノ右(ウ)幕(〃 )下の御くたし文東鑑に記され たることく神領五十余ケ所よせられし内に十番の 馬所載て候一番は美作国倭文庄の御馬二番は 加賀国金津庄の御馬三番播州安志庄四番能登 国土田庄の御馬五番美濃国脛長庄是等の庄々 此外何も廿疋の馬をその庄々よりそ出したてける