賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

ともは神供以下甚簡略なから勤来り申候 又正(〽[朱] )月十 四日御棚会と申御神事は右に申ことく後一条院御代 愛宕郡を賀茂御神事領に御寄附せられしより 今に河上郷賀茂郷大野郷小山郷岡本郷《割書:錦部郷|》中村郷 小野郷◦(等)の御棚を白木を以て新造いたし安曇河 の大鯉大鮒と号して小鯉小鮒をそなへ海魚も小 魚干魚等を代として雉子付鳥なとかの棚六脚 に盛かさり毎年そなへ六棒の幣を奉り候此暁 の御戸開古より今に刻限を不違つとめ来候此御 戸ひらきの事を五条三位俊成卿の哥に  十日あまり四つといふ夜の御戸ひらきひらくる御代は かくそたのしき此哥はかの卿通夜し給ひしに告給ふ ともいへり又家隆卿も  神山の正月のなかは月さえて鳥の初音に御戸ひらく也 此御神事の儀式のみ大を小にもちゐかへ候ても神供以 下かはる事なく勤来候はかの六郷の領知とも御検地 より零落にて大野郷なとは大かた大徳寺領に成 小山小野郷も他領になり行候へともかつ〳〵今に社納あ るゆへに其領に石うち米を打かけて絶さると 見えて候自余の神事は貴ふねの両度の祭に四月(〽[朱] )