賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

恩顧 ̄ノ涯、生涯何-以答 ̄ン_二穹蒼 ̄ニ_一、此詩天皇歎美おはし まし世をへて人これを吟賞し奉れり神斎を重 ̄ンし 給ふ故に定例として御禁忌の事とも式文にも出 せりもとより此国は神国なれは仏法僧の名をたに 忌給ふ事にして仏をはなかこと云かへ経を染紙堂 をあらゝき僧を髪長尼をは女 (人)かみなかといひ仏法には 日に一度食するをときといひふれたるをかたそなへと 云かへて詞をさへ憚給ふ村上天皇の姫宮斎院に たゝせ給ひしをは選子内親王と申ける斎王にはいつ れもいまた嫁給はぬをそなへ給ふ事也又さはる 御事あれはまかてさせ給ふを此斎院は神慮に感応 おはしけるにや五十四年まていつきにておはしけるか世 中の常ならすはかなき事をおほしめして菩提心を 発し給へとも仏を神事にはゝかり給ふこゝろを  おもへともいむとていはぬ事なれはそなたにむきて ねをのみそなくとよませ給へりけるとなん