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かくしの前御輿よせの上に舁居奉れは近衛の
中将御輿の後陣北方より参御輿寄に昇り輦
戸を開階隠の間の御簾を巻て更に近参て
御璽筥を取て右方の内侍に授渡されて御輿
の左方にまかて候せり次摂政参扶持し参せられ
主上下御なり軽幄前に立せ給ふ中将輦戸を
閇簾を垂て退下給へは御輿を舁退く次簾中
の平敷のおましに着おはしますこゝに腋 ̄ノ《振り仮名:御-膳|〃 〃 》
御くた物なとを供し奉る公卿饗の座に着り此
間奉行職事掃部寮をして葉薦を御所の
東庭に敷次神祇官案二脚を西薦の上に
立れは内蔵寮御幣四棒を案によせ立次
神祇官御鏡筥金銀御幣等黒塗の机に
置西薦上に白木長床子一脚をたてゝ神宝を
をく此間に上卿頭中将をして宣命の清書
を奏覧す摂政殿これを取て簾中に入御-
覧ありて返し給ふ次御手水の事ありて御
拝の座に移着せまします時摂政御座のほ
とりに候せらる頭中将御笏を献す次御 贖(アカ)物
二膳を供すれは宮主北の縁下につきて御(ミ)