賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 62

ページ: 62

翻刻

麻をたてまつる頭中将取つたへて供し奉れは一 撫ひと吻おはしまして宮主に送り給りぬれは 案のもとの軾(ヒサツキ)に着次上卿南の幔門より入前庭 をへて着座せる次御馬一疋将監是を引次走 馬三疋舞人これを引次御祓の事おはりて宮 主御禊の間を退出れは主上解縄をとき人形 を撫給ふ事例のことし次神馬走馬を引出し 御贖物を撤しさる此間陪従幔の外にして笛 声を発す次上卿案のもとにすゝみて御幣 二棒を取て艮に向ふ次主上両段再拝せさせ 給ひぬれは摂政喙声をして告らるゝ時上卿幣を 置て笏を抜取て復座あれは権中納言 梓頭(カザシノ)【挿頭ヵ】花 を取てまいりすゝみて御冠に指奉り笏をさして 右廻し本路をへて退下せらる次上卿座をたちて 東幔門より出て社頭に参らる此間御笏を撤し 給ふて又奉行をめし社司の賞の事を仰らる 是よりさき上卿指花給ふ後殿上人等舞人以下 指花《割書:云| 々》次神宝等を撤すれは摂政休幕にまかて 給ふ爰にして献盃の事あり黄昏の後社頭の 事漸終る砌上卿社頭より帰参り奉行をして