賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 63

ページ: 63

翻刻

御願平安遂ましますよしを奏すれは聞食よし を仰らる此間に御在所の東三方の幔を撤して 公卿の座をしく次頭中将をして公卿をめせは 大将以下着座あり主殿立明を白して馬場の 東頭にあれは舞人御馬を南より上て北に馳て 事おはれは公卿座をたちもとのことく幔を引又 公卿の座を撤す次公卿東庭につらなる禄を給ふ也 此間内侍軽幄の左右に候すれは主上其中央に 立坐す御輿を寄奉りて上御社に向せ給ふ其 儀摂政参上ありて御簾を巻て其北簀子に 候し給ふ近衛中将参りて御璽を御輿に安せら るれは乗おはします摂政殿西鳥居の外にして 車に乗《振り仮名:後-陣|コ 〃 》に参り給ふ (上社)南鳥居の外にして 各下馬あり御輿御所の西幔門より入おはしまし て北第三間の御輿寄に舁 ̄キ居(スエ)る時に摂政西 簀子のほとりより参上あり中将御輿寄の簾を かゝけ御璽筥を取て内侍に授てしそきて北 方に候せらる次に主上下御ありて軽幄の前に 立せ給ふ中将 輦戸(レンコ)を閇てしそき下らるれば次将 御輿を退さりぬ摂政御簾中に参候あり次