賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 77

ページ: 77

翻刻

るに仰られけるはをのれにもよろこひあるへし 物をとりても久幸か造りて進せんと申にやかて をのれつくりて奉れとありさうけ給り候と 申相共にかしこまり領掌つかうまつりて文永 八年六月二日に御木造始同四日棟をあけ奉 り十一日にはいそき造立て亥刻に御宮うつし の事ありけり貴ふね祢宜久政同祝能重たゝ 二人はかりにて祢宜代官は久政か嫡子(春福大夫)祝代官は 前祝幸重か子いわう大夫そしまいらせける此 氏人代官二人の装束は狩衣を着し社司二人は 浄衣を着せり其事を勤役しけるは幸重か 子そつとめたりけるかくて後其神恩を蒙り ける霊験ともありけるとなん 後宇(〽[朱]  )多院御宇弘安元年四月十九日当社行幸 御代始例のことし同九(〽[朱]  )年二月廿五日賀茂 別雷社の神殿ひらかしめ給はさる事 又同(〽[朱]  )年 樹の顛倒せし事によりて宣旨ありて御 卜の事行はれ御祈ありと《割書:云| 々》 伏見(〽[朱]  )院正應三年十二月八日賀茂社行幸御 代始例のことし