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翻刻
後伏(〽[朱] )見院御宇正安四年六月後宇多上皇
賀茂社に御幸なりける時供奏に候はれける
人〳〵かれこれ題を探りて哥つかうまつられ
けるに社頭天といふことを 隆長
天くたる別雷の神代よりくもらぬ空そ今も
のとけき又寄国祝といふ事を
かたふかぬ速日の峯に天くたりあめのみ孫
のくにそ我国と詠せられけるあまたもらしつ
後二(〽[朱] )條院御宇乾元二年七月廿九日法皇河上
御幸上卿坊城中納言也この度は社の常の神馬
をひかせられけると《割書:云| 々》
同御(〽[朱] )宇嘉元々年十一月廿六日御幸御参籠あり
て暁かた御かちにて宮めくりをさせおはします《割書:云| 々》
同二(〽[朱] )年正月廿日又御幸ありて御宮めくり
まし〳〵ける次第奈良さわた片岡新宮より
御神前にまいらせ給ふ
花園(〽[朱] )院御宇正和四年五月廿一日貴ふね社幣
使をたてらる止雨の御祈也此時禁裏仙洞
産穢混合の事七ヶ日の後なりけるに貴
ふねは賀茂の末社たるにより社家当社の法