賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 80

ページ: 80

翻刻

これ嘉暦三年とし(歳)の ついて(次)つちのえ(戊) たつ(辰)九月 四日みつのとの(癸) ゐ(亥)よき(吉)日の 《振り仮名:よき時|良辰》太上天皇胤仁 かけまくもかしこき賀茂大明神のひろまへに をそれみ〳〵も申たまはく(賜)それ をろかなる(愚) せい(性) かへりみる(顧)といへとも天日嗣をうけて皇とう の正流にあたれり東宮の立坊の うむ(運)にいた るまてすてに神の御めくみにあつかる とし(年)すてに(既) せい(成)人のよはひ(齢)に およふ(及)せんそ(践祚)の運天のさつくる 所その期いたれりしかあるを一はう(方)みち(道)なき ひけい(秘計)日を ゝい(逐)て色を そふ(添)むしん(無心)のかまへ神かん(鑑) さためて照したまはんかこれしかしなから身の ためにして世を かたふくる(傾)にあらすや天のしたは 一人のあめのしたにあらすあめのしたの天の したなりほしきまゝに しやねい(邪侫)をもちて正ろ を ふさかん(塞)事神として あに(豈)うけ給はんやそも 〳〵大明神の御めくみを我身に たれ(垂)給ふ事 この時にあたりて すいさう(瑞相)一にあらす是を たのみ あふき(仰)たてまつるさらに うむ(運)のをそ れなしもとよりの ことはり(理)しせん(自然)のみちにゆつ りて運を天にまかするゆへにかならすこれを