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翻刻
あらはすにあたはすあらまし 勅宣ありし
社記の趣ともをかつ〳〵注進つかうまつり候
淳和(〽[朱] )天皇御宇天長元年四月《割書:甲| 午》日祝部 ̄ノ牧麿
を以て正一位勲一等鴨別雷大神の祝に補らる
と《割書:云| 々》又承和仁寿貞観にいたりて賀茂大神
の祢宜賀茂県主広友益雄 門(カト)麿等外従五位下
に叙らる
光孝(〽[朱] )天皇仁和二年賀茂県主貞基をして
別雷大神の称宜に補らる醍醐天皇御宇延喜
十一年に忠実朱雀院御宇天慶五年に在樹
同六年六月廿六日に忠 主(ヌシ)権祝たるを正ね宜に転
任せらる此後村上天皇天暦九年に在実この
在実祢宜の時社頭鳥居のほとりにて往古の
銭七百八十二文掘出し公家に奉る其銭の文
和-銅開-珎、万年通宝、神-功開-宝、と三の文あり
神祇陰陽寮をして是をうらなはしめらる通用
すへきやいなやの事又諸道の博士に仰て勘しめらると《割書:云| 々》
同天(〽[朱] )皇天徳二年六月五日に忠成祢宜に補らる
円融(〽[朱] )院御宇天延二年に貴ふね祢宜より忠頼
当御神の称宜に転補せらる哥人にて金葉集に
【和-銅開-珎、万年通宝、神-功開-宝、の「、」は朱書】