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入たり其詞書に和泉式部か賀茂へ参りたりけるに
わらうつにあしをくはれて紙をまきたりけるを見て
賀茂忠頼
ちはやふるかみをはあしにまくものかと申かけゝるに
和泉式部かくそつゝけける
これをそしもの社とはいふ
一条(〽[朱] )院御宇寛弘七年に茂忠を称宜になさる
岡本の祢宜と号すと《割書:云| 々》其後万寿四年に安頼
長暦元年に親経後冷泉院御宇永承二年五
月十三日賀茂成真を賀茂神主になさる是
神主と号する初例也《割書:云| 々》同御宇永承六年十二月
十九日に成助権祢宜より神主に補大池の神主と号
せり哥人にて代々の撰集に入られし哥多し
其中に金葉集に入ける詞書に
賀茂成助に初てあひて物申けるつゐてに
かはらけとりてよめる津守国基
聞渡るみたらし川の水清み底の心を今そ見るへき
返し 賀茂神主成助
住よしのまつかひありてけふよりはなにはのこともしらすはかりそと
あり此事社記にいへるは住吉神主国基日比