賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第1冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第1冊 - ページ 97

ページ: 97

翻刻

の詞書に見えたり此人も代々集に入ける也 高倉(〽[朱]  )院御宇治承元年九月廿八日藤木祢宜重保 権祢宜より神主に補らる哥人にて代々の勅撰に 入たる也賀茂社哥合とて人々すゝめて左右の 哥人数多よめる其内に源三位頼政平家忠度 なと神前に参向あり俊成卿判者にて勝負をわ かち給へるに重保神主か哥に   すへらきの願ひを空に見て給へわけいかつちの 神ならは神とよめりしか勝に定る後に千載集 にそ入られける又元暦の比後番の哥合人々に すゝめし時定家卿   忍へとやしらぬ昔の秋をへておなしかたみに残る 月影と読給へるは秀哥にて人の口にある詠也《割書:云| 々》 又月詣集と名つけて十二月に部をわかちて集を撰 ひける人なり 順徳(〽[朱]  )院御宇或記云承元五年閏正月二日のあした 目もおとろくはかり雪ふりつもりけるに九条大納言 参内せられて此雪は御覧すやとて人々いさなひ て車よせに車さしよせて別当の三位かうの すけ以下内侍たち引くしてやり出されけり