翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

こけぬ津え - 翻刻

こけぬ津え - ページ 50

ページ: 50

翻刻

【右丁】 風ひかざる先きに風薬を用ひおりしかば流行(りうかう)の邪気(じやき) をまぬかるべしとおもひ風薬をもとめ用ひしかは其時 反(かへつ) て大に風に感ぜしと世上(せじやう)多(おゝ)くは是に近(ちか)し風薬は外(そと)へ発 する薬故 表(へう)をひらくの薬力(やくりき)なるが故に反(かへつ)て邪気(しやき)をうくる 事すみやかなりといふ事をしらざるが故也 是等(これら)は甚 しきのいたりなれども病(やまひ)の道理(とふり)をもしらずみだりに薬 を服(ふく)するときは是等に近(ちか)き路(みち)あれば薬を用るとも深(ふか)く 心を用(もち)ゆべき事なり こけぬつえ上終 【蔵書印】 大八木蔵書 【左丁 白紙】