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【左頁】
砦草
飲食【上部欄外】
【本文】
事(こと)ある時の人 気(き)は勢(いきほ)ひ立て盛壮(せいさう)の客気(かくき)はや
りなんすべて大事の時に臨(のぞ)みては其身を慎(つゝし)み
養(やしな)ふ事第一の忠(ちう)とすべし其身 病(やまひ)あるときは
いかに心ははやるとも矢(や)玉(たま)のねらひは更(さら)なり
精神(せいしん)勝(すぐ)れざれは思慮(しりよ)もつねに異(こと)なるべし
是を不忠不心 懸(かけ)の士(し)といふへし飲食(いんしよく)衣服(いふく)常(つね)
よりも心を用ゆべし柔弱(じうじやく)に見えん事を