翻刻
【右丁】
水戸南陽原先生著 《割書:千里|必究》
砦草【艸】 全
とりて草【艸】は南陽先生のふかくひめ置けるを交り深き
人を媒にして厚くもとむるにかりそめのことくさ
なれはよそのはゝかりありとていなみ侍るをせちに乞い
得て同し志の人の助にせんこと文化八年の春桜木に
ちりはめぬ 東都 靖共堂梓
【左丁】
をさまれる世に乱をわすれすや
まひなきにやしなひをおもふは
不虞に備へ急にそのふるのことに
して其致を一にすといふなるへし
水藩の医原玄與はとしころわか
家にむつひて常に寒温をとふ
ひとひ冊子を袖にして来りいふを
のれか子なるものは業をことにしか