翻刻
【右丁】
たしけなくものゝふのかすにめし
くはへらる弓矢とる身のつかへは遠き
境にもおもむくならひなり彼かた
めにとてより〳〵書あつめをける
ところなるをこたひ人〳〵のすゝめ
により梓にのほせて仁のはしく
れを世に施さんとすあはれこれかは
しめにものしてよと請ふやかて
【左丁】
ひらきみるにもはら陣中備ゑ
の良方をしるし又その用意を
示したりこれを名つけて砦く
さとそいふなるいまやよつのうみ
浪たゝぬ御代にしあれはその
草のおふへきところしもあらねと
治に乱をわすれさるこゝろはへこ
そかの国を愈といひけんくすゝに