翻刻
莪木(がおゆつ)硫黄(ゆわう)等分(とうぶん)胡麻油(ごまあぶら)にて傅(つく)る二日ほとして
治(ぢ)すしかれとも必(かならす)早(はやく)傅薬(つけくすり)は忌(いむ)又 内攻(ないこう)したらんと
覚(おほえ)たらは愈(いえ)たる痕(あと)に備急円(びきうえん)をすり傅吹出す事
を望(のぞ)むへし
【上部欄外】
薬湯
【本文】
入湯の方 荊芥(けいがい) 防風(ばうふう) 薄荷(はつか) 《割書:各三十匁|》
生杉葉(なますきのは) 生忍冬(しようにんどう)《割書:各二百目|》 塩(しほ)《割書:一合半|》
右大 鍋(なべ)にて三 番(はん)まて煎して七日入る外に湯
の花 硫黄(いわう)《割書:三十匁|》 木綿袋(もめんふくろ)に入ひたしてたゝき付る
【上部欄外】
脱肛
【本文】
脱肛(たつこう)の方 霊天蓋(れいてんがい)【左ルビ:しやれこうべ】細末(さいまつ)して油にて塗(ぬ)る
又方 石胡姜(はねひりくさ)をもみつける橐吾(つはふき)の茎(くき)葉(は)ともに
せんし洗(あら)ふ煙草(たはこ)の事は前(まへ)に記(しる)す熊膽(ゆうたん)をとき
つける一角(うにこうろ)をつける牛糞(うしのふん)を焼(やき)てあたゝめる
【上部欄外】
臁瘡
【本文】
臁瘡(すゆくさ) 青漆(せいしつ)の桐油(とうゆ)合羽(かつは)の紙(かみ)にてくるみ置
橐吾(つはふき)の葉を火上にあたゝめ包(つゝ)むもよし
蕺菜(どくだみ)の根(ね)をのりにおしまぜつくる
【上部欄外】
毒刺
【本文】
海鷂魚(あかえい)の針(はり)にさゝれたるは樟(くすの)木に煙(けむ)せて立地(たちところ)に