翻刻
下の骨(ほね)の上に二三 十 壮(さう)発(おこる)日の早朝(さうてう)に灸すべし
もしおちざるは再(ふたゝび)灸す壮数(さうすう)を増(ま)すべし久(ひさ)しく
おちさるには鼈(すつほん)を料理(りようり)して食ふへし又 紫陽花(あちさい)
を一ふさせんじ飲へし又解毒丸を用ゆ至極(しごく)
よろし用根は解毒丸の下に見ゆ
【上部欄外】
淋
【本文】
淋病(りんびよう)は黄栢(きわだ)犬(いぬ)まきの皮(かは)等分(とうぶん)煎(せん)し用ゆ又 車前(しやぜん)
子(し)一両 布(ぬの)に包(つゝ)み水一升を四分めに煎(せん)し用ゆ亦
土竜(むぐろ)黒焼にしてさゆにて用ゆ又 蚯蚓(みゝつ)の腸(はらわた)を
去水にて飲
【上部欄外】
小瘡
【本文】
しつひぜん諸瘡(しよさう)は外より傅薬(つけくすり)すれは内攻(ないこう)して
水腫(すいしゆ)の如に至る慎(つゝし)むへき事也いかにいそぐとも
漫(みだり)に薬湯(くすりゆ)傅薬(つけくすり)はせまじき事也死に至る事時々
見 受(うけ)たり日数を経(へ)て吹(ふき)もせぬは傅薬入湯も
すへしもし内攻(ないこう)したらんは備急丸(ひきうくわん)を用て下す
べし湿瘡(しつさう)の薬は蕺菜(どくだみ)の根(ね)葉(は)ともに湯(ゆ)のたきり
たる中に入て此 湯(ゆ)にて四五度もたてる時はいゆ亦