東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 1

女源氏教訓鑑 - 翻刻

女源氏教訓鑑 - ページ 40

ページ: 40

翻刻

【右丁上段】 一のりは○のもじ 一さゝげは○さ□□ 一ほしな【干し菜】は○ひば 一ちさは○おはいろ 一ほしふり【干し瓜】は○ほり〳〵 一大こんは○からもの【辛物】 一哥かるた○ついまつ 一すりこぎ○小がらし 一しやくし○しやもじ 一かんなべは○かんくろ【燗黒】 一小な【小菜=間引き菜】にいも【芋(里芋)】汁○柳にまり【鞠】 一まつたけ○まつ 【右丁中段】 一あさづけ○あさ〳〵【浅浅】 一ごほう【牛蒡】は○こん【ごん】 一かう【香】の物は○かう〳〵【香香】 一くき【(菜の)茎】は○くもじ 一竹の子は○たけ 一うこぎは○うのめ 一しるは○おつけ 一さいは○おかず 一白はし【箸】○ねもじ【注①】 一かずのこ○かず〳〵 一くじらは○おさぐり 一すしは○すもじ 一いか【烏賊】は○いもじ 一かつをは○かゝ 一ゑびは○ゑもじ 一たこは○たもじ 一小たい【鯛】○小ひら 一するめ○する〳〵 一ごまめは○ことのばら 一金一ふ□○百ひき【注②】 一ぜ【別本にて】に百は○一すじ【注③】 一かみそり○おけたれ【御毛垂れ】 一ゐかき【ざる】は○せきもり 一せつかい【注④】○うぐひす 【注① 「練貫のような白い色の箸」の意から「ねもじ」】 【注② 百疋=銭一貫文。】 【注③ 銭差し一本の銭。「銭差し」とは、円形方孔の銭貨の穴に通して、保管または運搬などのために使われる紐。わらまたは麻なわ製のものが通例である。百文差、三百文差、一貫文(千文)差などがある。】 【注④ 切匙=飯杓子の頭を縦に半切りにしたような形のもの。擂鉢の内側に付いたものをかき落すのに用いる。】 【右丁下段】 【見出し】「あさかほ【源氏香の図 注⑤】【見出し語の上部左右に飾り鉤かっこを付け全体を▢で囲む】 此巻は歌と詞とをもつて名と したる也源氏卅一歳の秋より冬 まてのことありうす雲の巻の末とをなし年也。 あさかほのさいゐんと申は式部卿の宮の姫君かも のいつきと申にておはしけるかさいゐんをおり させ給ひてせんさいゐんと申ける。かの御かたへ源氏 心をよせ給ひて。あさかほの花につけてよみてやり 給ふ〽見しおりのつゆわすられぬ朝かほのはなの さかりはすきやしぬらん○此心は源氏のむかし 御あひ有たるにてはなけれ共。ひとめ見しより つゆのまもわするゝことなく。心をつくし思ふ也。あさ かほの花はうつくしけれ共さかりまもなき物なれは。 あはれと思ひてあひみんことをいそき給へかしと。ゝり そへてよみ給ふ也。又朝かほはさかりまもなけれは。あふご【逢ふ期】 いつかと心もとなく思ふ心なり○御かへしに 〽秋はてゝきりのまかきにむすほゝれあるかなきかに うつる朝かほ○此心は秋はてゝは。秋のすゑなれは きりたちわたるまかきのうちに。ありともしられす 色もかはりはてたる朝かほのさまなりと。わか身の上 によそへてよみ給へり。のちまて心つよき御かたなり 【注⑤ 図が違っている。正しくは右から二、三、五ほん目が上の線で繋がっている。】 【左丁上段】 香之記(かうのき)【▢で囲む】 香炉の火たどんにて凡べし やきやうくるみのから松か さ二味をやきうすのりにてかため用べし ○盆(ほん)に香炉(かうろ)をく事 香炉(かうろ)は中 香箱(かうはこ) は左 香箸(かうはし)右三つかなわ【金輪】の心也○香炉(かうろ)を 人の前に出す時 面(おもて)へあし二つむけてをくべし 一つさきへなす○香炉(かうろ)をきくに左の指 三つは香炉のそこに有り人さし指(ゆひ)一つわき にはつるゝ様に◯香炉をきくは座上より 聞一通りしをり又かへし一通り二 度(ど)つゝ きく也人数十人より上は一とをりにてをくべし 【左丁下段】  乙女(をとめ) をとめ   子(こ)が【「も」とあるところ】 神(かみ)さび【別本にて】  ぬらし あまつ  そで ふるき  よの    とも よはひ  へぬれば