翻刻
【見出し】女中(ぢよちう)文(ふみ)の封(ふうじ)様(やう)之事【見出し語の上部左右の角に飾り鉤かっこを付け全体を▢で囲む】
消息(せうそく)腰文(こしぶみ)立文(たてぶみ)ともに二枚に書(かく)べし
日付(ひづけ)の判形(はんぎやう)有(ある)べからず。立(たて)文は二枚なる故(ゆへ)に
略(りゃく)して壱枚を二ツに折て用ん也 礼紙(らいし)有べから
ず。奥(をく)を四五折に【?】かく折かへすべし。扨 封(ふう)の事
【封をした図。右上・右下、中上・中下、左上・左下の図がそれぞれ対応しており、上段が表、下段が裏を示している。】
【右上】
〆 の□ 誰
【右下】
ゟ
【左上】
身
【左の注】上々
人々申し給へ
【左の注】 中
人々申し給へ
【左の注】上中
申し給へ
【左の注】下
【左の注】下々
右脇付の詞上中下の品
名乗(なのり)の上(うへ)の字を假(かな)字にかき下の字をま
なにかくべし賞翫(しやうくわん)なり又うやまふ
の心なり又かろき方へは上を真字(まな)に
書(かき)下/假字(かな)にかくべし■いがいかく
のごとくにこゝろふべきなり
【右丁下段】【見出し】 あづま屋【源氏香の図】【見出し語の上部左右の角に飾り鉤かっこを付け全体を▢で囲む】
此巻は歌と詞をもつて名
づけたる也。かほる廿五歳の
八九月のことあり。ひたちの守(かみ)【右側に注】うき舟のまゝ父【以上注】といへる■
の子五六人ある中に。姫君(うき舟)をへだ