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などとひたりければびんご孟春(もうしゆん)早(はやく)きたつてたのし
むべき時なりとぞしりて候とこたえけるこれもい
みじくいひて侍るにこそ尾張が咳(かい)病をして
わづらひけるを備後とふらふとて何をやみ給ふぞと
いひたりける返事に餓鬼病(がきひやう)をやみ候ぞとこたへ
たりければ備後さらばひんさうしを煎(せん)じてめせと
いひたりけりすべてかやうのことばたゞかひつねの事也
【542】同院にへひりの判官代(はんぐわんだい)といふものありけり後
には宮内ノ太輔になりて侍りしにやおさなきより
不便(ふびん)のものに覚しめしてちかくめしつかひけるが
【上欄書入れ】26
【柱】古今巻十六 〇廿四