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翻刻
【柱】古今巻十六 〇廿四
へをひるよりほかの事なかりけり立にもひり居
るにもひりはたらくひやうしごとにひりけりわざと
せんとしもなかりけれどもやまひにてかく侍ける
とかや上をはじめて皆ならびにければおかし
みにわらふ事もなかりけり或日/孝道(たかみち)朝臣まいり
たりけるに女院御けうかい【興懐】に判官代をめし
て仰られけるはあれにまいりたるものこそを
のれがやまひをばよく療治(りやうじ)するものにて侍べれ
あひてとへかしと仰られければいまだなれぬ者
にて候いかゞ候べからんと申ける何かはくるしからん