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やかにさしてこゝろみ候へしとてやがてまかり出ておし
えつるがごとくにするにいよ〳〵ならひになりてひり
まさりければせんかたなくぞ侍りける比興の療治
しやうなりかし
【543】持明(ぢめう)院になつめだうといふ堂(だう)あり淡路(あはぢの)入道/長蓮(ちやうれんの)
が堂(だう)也つゐぢのくづれたりけるをつかせけるに
つくもの共をのがどち物がたりすとて聖覚(しやうがく)法師
の説経(せつきやう)の事などをかたりけりその折しもせう
がくほつし輿(こし)にかゝれてそのまへをとをりけるに
これらが物がたりに聖覚のといふをともなる力(りき)
【上欄書入れ】28
【柱】古今巻十六 〇廿六