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むかつていひけるは申につけてそのはゞかりあ
れどもうらなく申さばよもこゝろをきたま
はじとて申いづるぞそのつくしの女われに
あはせ給へたえがたくゆかしき事侍りといへ
は妻のこたふるやうあながちにみめかたちの
よきにもなしふるまひことがらのすぐたるに
もあらず何事のゆかしくてかくはの給ふぞと
いへば盛廣(もりひろ)いまだしり給はぬかつびはつくし
つびとて第一の物といふなりさればゆかしくて
かく申ぞといひけるをきゝて妻世にやすきこ
【上欄書入れ】29
【柱】古今巻十六 〇廿七