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翻刻
【柱】古今巻十六 〇廿七
と也されどのたまふまことならば不定の事也
まらは伊勢まらとてさいじやうの名をえたれ共
御身の物は人しれずちいさくよはくてあるにかひ
なき物なりつくしの女の物もさぞあらん此事
おもひとまるべしといひたりければ盛廣くちを
とぢて云事なかりけり
【545】いづれの比の事にか山僧あまたともなひて児
などぐして竹生嶋(ちくふしま)へまいりたりけり巡礼(しゆんれい)はてゝ
今はかへりなんとしける時児どもいふやう此島の
僧たちは水練(すいれん)を業(ぎやう)としておもしろき事にて侍る