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なりいかゞして見るべきといひければ住僧の中
へ使をやりて少人たちの所望かく候いかゞ候べき
といひやりたりければ住僧の返事にいとや
すき事にて候をさやう事つかうまつる若者(わかきもの)
只今たがひ候て一人も候はずかへす〳〵口をしき
事也といひたりければちからおよばてをの〳〵
かへりけり舟にのりて二三町ばかりこぎ出たり
ける程にはり衣のあざやかなるに長絹の五/壱帖(てう)
の袈裟(けさ)のひだあたらしきかけたる老僧七十余り
にやあるらんと見ゆる一人はぎをかきあげて海
【上欄書入れ】30
【柱】古今巻十六 〇廿八