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翻刻
【柱】古今巻十六 〇廿八
のをもてをさしあゆみて来るあり船をとゞめて
ふしぎの事かなと目をすまして見ゐたる所に
ちかくあゆみよりていふやうかたじけなく少人たち
の御使を給て候折ふしわか者共みなたがひ候て御
所望むなしく御帰り候ぬる生涯(せうがい)のいこんにさふらふ
よし老僧の中より申せと候也といひてかへりにけり
是に過たる水練(すいれん)の見物あるべきやと目をおどろ
かしたりけり
【546】ある宮ばらの女房みそか法師をもちて夜な〳〵
つぼねへ入れけりある夜法師しとのしたかりけ