Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 1014

ページ: 1014

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まれて年をおくりけり男あんじめぐらして亀を 一つもとめて首(くび)を引出て三四寸ほどに切てげり 紙につゝみてふところに入かくして持(もち)妻と又事を あやまちていさかひてたがひにさま〴〵にいひて男いふ やうはせんずるところかやうの口舌(くぜつ)のたへぬもこれゆへ にこそとてかたなをぬいてをのれがまらを切よし をしてふところに持たる亀のくびをなげ出したりけり 血(ち)みどろ成物の三四寸ばかりなれば其物にたがはざり けり妻あさましげに成ておほかたの道理をこそ 申つれ是程ににが〳〵しく思ひとり給ふべき事かと 【上欄書入れ】32    【柱】古今巻十六       〇三十