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【柱】古今巻十六 〇三十二
してかたのごとくおこなひするよししてのこりのとも
がらにいふやうつれ立奉るべく候へ共いそぎたる用
あればさきだちてのぼり侍ぞといへばいかにいでたち
の事したゝめてこそはなどとめけれ共きかでいでぬ
其後此いもじゑぼしを求めけれ共なかりければお
ぼつかなき事かぎりなし去程に夜あけにければ
君おきていもじにいふやう約束のかまはいづくにある
ぞはやくたべとせむれば大かたしらぬ事なればかた
くあらがふ其時君そらぼけなしたまひそゑぼうしは
こゝに有はたれにぬりつけんとてかくほどに人をだし