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翻刻
【柱】古今巻十六 〇三十五
さみてすぐしける次の年の冬の比よりは夜るさむから
ん今は我衣のしたにもねよなどいへばうれしき
事かぎりなしさるにつけてもいよ〳〵心のはたらく事
しづめがたければ猶とかく心にからがひて其年も暮
ぬ此あま正月七日は別(べつして)而/持仏堂(ぢぶつだう)に候て斎(とき)ひじの折
計ぞ出んずるとて其間の事共此今参りのあま
によくいひ置て朔日より仏の御前におこなひて
候けり七日が間つとめよくして八日は例(れい)のごとく
にて有ける日比成しやうしんなるうへさま〴〵のつとめ
に身もくたびれにけるにやその夜はだらりとして