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【柱】古今巻十六 〇三十七
には此事をかけたりければこそかくをはりのことば
にもいひけめ何事もたゞ心の引かたが善悪のむ
くひをさだむる也よく〳〵用意有べき事にこそ
【554】周防(すはうの)国に曽祢といふ所をしりてくだりける人いろ〳〵
しき者にてよきあしきをきらはず女といへばこゝろ
をうごかしけりはうしとてわらはべをいれてつかはせ
けるに此/領所(れうしよ)いひけるはをのれがあねに侍なる女は世
にさはやかにてみめもよきよし聞にしのびやかによび
てわれにまいらせよといひければ子童はやすきほどの
事にて候但をれが母にて候ものこそあねよりも