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翻刻
【柱】古今巻十六 〇四十二
げり二品きかれて比興の事に思ひて歌をよみて
ふだにかきて壬生の辻に立られける
ひへ鳥をむしりつくみのはたかはら
しりすゝにしてなをわたるなり
【564】堀河内府入道大納言の時くどく【功徳】遊(ゆふ)有ける念仏
礼讃(らいさん)などはてゝ朗詠ありけるに少納言/阿闍梨(あじやり)
なにがしとかやいひけり僧東方五百之/塵(ちり)といふ
句を詠ずとて五百の字をあやまりて八十の塵と
詠じたりけるを尾張の内侍/簾中(れんちう)にてきゝて
八十といひだにはてぬに今四百二十/落(をち)ぬといひ出し