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翻刻
【柱】古今巻十六 〇四十五
とかやいひける僧大僧正のもとへ消息(せうそく)をやるとてさん
ぬる九日/国王(こくわう)俄(にわかに)に【「に」衍字ヵ】死去(しきよすと)云々尤ふびんの事歟と書
たりけるふしぎなる文章成かし僧正/腹腸(はらわた)を切て
其状を人に見せられけるとなん
【570】寛元ノ御禊(ごけい)に院の御さんじきの前にて右少弁/顕雅(あきまさ)
供奉人をとひけるに馬允(むまのぜう)なにがしとかや三度なのり
たりける人々/嘲哢(てうろう)しけり
【571】宝治の日吉の御幸にある上達部供奉有けるに
侍五人ぐせられたりけりめん〳〵にきらめきたる
中に一人の侍うす色の白裏(しろうら)の狩衣(かりきぬ)を着たりける