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翻刻
が色を染そんじてよにわろく見へけるを後に長(なか)
門(と)ノ守/盛重(もりしけ)の侍にあひて先日の御供の侍共面々に
きらめきて侍りしにうす色のかり衣着て候し
あしき男はたれにて候ぞと問たりけるめんほくな
く覚へてたれにて候けるやらんとぞこたへける
おかしかりける事也
【572】建長元年/閑(かん)院殿/焼失(せうしつ)の次(つきの)日宮ノ左衛門何がしと
かやいふものぼんのくぼに太刀はき袖くゝりて昨日の
焼亡(せうもう)に醍醐(だいご)に候所にまかり候てはせまいらず候
とて大納言の二品のつほねへ参りたりける人〴〵
【縦長楕円印 朱】BnF/MSS
【上欄書入れ】48
【柱】古今巻十六 〇四十六