← 前のページ
ページ 1048 / 1317
次のページ →
翻刻
すりてかしらをむきてこもとゞりをさゝげて皷
打にて候ぞといひければわらひてのきにけり
【574】少将入道善忍と云人の許(もと)に男の下人有けりかの
入道たびせんとて人に鞍(くら)をかりて其下人してとりに
やりたりけりしばし有て持きたり鞍(くら)の具足なに〳〵
有ととひければ鞭(むち)あふりなど一々に具足いひて
猶物をいひはてぬけしきなりけれければさて〳〵又何か
有とたび〳〵いはれてはゞかりたる気色にて御をも
づらも候といひたりけるおかしき事歟
【575】ほり川の院の御時中宮の御方の御はしたものに
【上欄書入れ】49
【柱】古今巻十六 〇四十七