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翻刻
【柱】古今巻十六 〇四十八
を仲正が郎等の中にことに物の心もしらずなさけ
もあはれもかへりみぬ田舎武者一人有けるが此事
を後につたへ聞てむまにてはせきけるが此/佐実(すけさね)
はからくしておきあがりて小家にはひいらんとしける
時/行(ゆき)あひて何共いはず引出してもとゞりをきり
てげりやがて仲正が許へ行て是奉らんといひければ
仲正かく程にはおもはずふしきの事したるといひなが
らかひなき事なればさてやみにけり此事/佐実(すけさね)こそ
我身のためを思てくちよりとへもいださねどかば
かりの事さてやまんやは院聞しめして仲正がしよ行(きやう)