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法師をとらへておかしの物につくりなしてそなたへ
やりてまことの物をば人ずくなにて祇園中路と
いふかたよりしのびやかにぐしてやりてげりさりければ
忠盛朝臣はよしなしとや思ひけんおとなくてぞ過け
る其時清水の大衆おこりて此御寺のほとりにて
すゞろに人からめる事むかしよりなしたとひおかし
のもの也共別当にふれられてこそからめられめといひ
てあつまりむらかりていかにもとをざしとしければ
わづらはしくてふところの中にてたゝう紙を文に
つくりてさし出て云やういかでかふれ奉らではからめ
【上欄書入れ】52
【柱】古今巻十六 〇五十