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翻刻
けん何のしさひといふことをしらずおそろしかりけ
る事也
【583】後朱雀院の代のすえに除目(ぢもく)をこなはれけるに大成
人あかきくみをくびにかけて四季(しき)の御/屏風(びやうぶ)のうへ
より見へけるが主上御覧じてのち御こゝちれい
にたがはせ給ひていくほどなくて崩御(ほうぎよ)ありけり
おそろしかりける事也世の人/八幡(やわた)の御体(ごたい)かとぞ申
ける何の故にてさはいひけんおぼつかなき也
【584】崇徳(しゆとく)院御位のとき保延六年の秋の比御夢に白河の
僧正/増知(ぞうち)まいりたるよし申ければしばらく候へとて御
【上欄書入れ】2
【柱】古今巻十七 〇二