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に随遂(すいちく)して三/部(ぶ)の大法/諸尊別行(しよそんへつきよう)護摩秘(こまひ)法をうけ秘(ひ)
密灌頂(みつくわんでう)をつたへ給へり出家の後/住寺(ぢうし)の間一夜も住房(ぢうほう)
にとゞまらず金堂弥勒(こんだうみろく)を礼拝して四五/更(かう)を送(をくり)けり十二才の
六月廿日より不動の供養法(くやうほう)を勤修(ごんしゆ)せられけり十七にて修行に
出之十八年/帰洛(きらく)せず其間に大/峯(みね)の辺(へん)ちかづらき其外/霊験(れいげん)の
名地(めいち)ごとに歩(あゆみ)をはこばすと云事なしかく身命をすてゝ五十
有/余(よ)におよぶその行(ぎやう)たいてんする事なしその
間に護摩(ごま)をしゆする事に小壇(せうだん)支度(しと)物等(ものとう)にあひぐし
てあへてだんぜつする事なし其日数をかぞふれば前後
都/合(がう)八千/余(よ)日也又/毎日数(まいにちす)百へんのらいはいありけり
【柱】古今巻二 〇二十一