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翻刻
【柱】古今巻十七 〇六
是を聞けりはじめは馬のをとなひ也けるが後には
又人数百人がをとなひにてきこえける
同十日あしたに又/紫震殿(ししんでん)のまへのさくらの下より
永/安門(あんもん)まで鬼のあし跡馬のあし跡などおほく見え
けりむかしはかゝる事つねに有けるにこそ
【595】むかし玄象(げんじやう)のうせたりけるに公家おどろき覚し
めして秘法(ひほう)を二七日しゆせられけるに朱雀門(しゆしやくもん)の上
よりくびに縄(なは)をつけておろしたりける鬼のぬす
みたりけるにや修法(しゆほう)のちからによりておろしたり
けるむかしはかく皇感(くはうかん)も法験(ほうけん)も厳重(げんぢう)なりける