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めでたき事也
【596】五の宮の御室(をむろ)しづかなるゆふへたゞいま御手水めし
てたゞ一所おはしましけるに御簾をかゝげてたけ一尺七八
寸ばかり成物のあし一つ有顔すがたは人のやう也
けり御前に候けるをあれは何物のやうだひぞと
仰られければをのれはがきにて候也水にうえたる
事たへがたく候世間に人のわづらゐ候をこり心地と
申候事はをのれが致事に候われと水をもとめ候
へばいかにも得がたく候て人につきてそれがのみ候
にうえをやすめ候也然るをもろ〳〵の人きみに申
【上欄書入れ】7
【柱】古今巻十七 〇七