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段ばかりへだてゝ舟をとゞめて鬼/縄(なは)をおろし
て海(かい)ていの石に四方をつなぎてかの鬼八人船より
おりて海に入てしばし有て岸(きし)にのぼりぬしま人
粟酒(あわさけ)をたびければのみくひける事馬のごとし鬼
は物いふ事なし其かたち身八九尺計にて髪(かみ)は
やしやのごとし身の色/赤黒(あかくろ)くまなこまろくして
猿(さる)の目(め)のごとしみなはだか也身に毛(け)おひす蒲(がま)をくみて
腰(こし)にまきたり身にはやう〳〵の物のかたをゑり入たり
まはりにふくりんをかけたりをの〳〵六七尺計なる
つえをぞ持たりける島人の中に弓矢持たる有
【上欄書入れ】10
【柱】古今巻十七 〇九