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づかに星のひかりほのかなるに見れば白きひたゝれき
たる法師一人車のうしろにあゆみ来けりあやし
う思て後(うしろ)のすだれをかゝげて見れば父朝臣が許
にめしつかふ中間次郎ほうし也けり其比件の法師
をかんだうして追出したる比也只今こゝに来るは
我ををかさんと思ふにこそとおもふよりきつくわひ
に覚て下人共にかくといはず車/刀(かたな)の有をとりて
うしろよりおどりをりて此法師に云やう汝は次郎法し
めが何の故に只今こゝには来ぞきつくわひのやつかな
とてはしりかゝりたるを此次郎法しと思ふ程に其たけ
【上欄書入れ】12
【柱】古今巻十七 〇十一