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翻刻
【柱】古今巻十七 〇十一
次第に大きに成てかきけすやうにうせにけりと思ふ
ほどに空(そら)より仲兼がゑぼうしを打おとしてもとゞり
を取て引あげゝりその折車刀にてあげさまにさし
たりければ手ごたえしけりよくさしつと思ふほどに
もとゞりをはづしてつちへおとしげり白青のかりぎぬ
を着たりけるに血(ち)おほくながれ付たりみぎの手など
にもつきたりけり扨下人は主人のかゝる共しらず車に
のりたるぞとおもひて父朝臣が亭きりつゝみへやりて
行ておろさんとするに主人なしおどろきさはぎ則人
勢おこして火おほくともしてもとむるに東寺の